「~させていただく」がわかった。
二日前に、「『~させていただく』がわからん」というブログを書いた。
『~させていただく』とは、誰が誰に何をさせて、誰が誰から何をいただいているのか?
http://blog.customerwise.net/?eid=546612
二日考えて、分かった気がする。
「~させていただきます」は、
「この度、事例を書かせていただきます村中です」とか
「この度、事例を書かせていただくことになり、光栄です」とは言うが、
「村中は、この度、事例を書かせていただきます」とは言わない。
「私は、事例を書きます」のように、普通に、主語-述語の形で使うことはない。謎解きのカギは、ここかなと思った。
「事例を書かせていただく」という言葉は、
「(クライアントが、村中に、)事例を書かせて」、
「(そのことを、村中は、クライアントから)いただいている」
という文章構造であろう。
つまり、事例を書いたのは、
村中の自由意志ではなく、クライアントがさせてくださったことであり、
それを、ありがたくいただいているという意味構造だ。
ということは、「事例を書かせて」の主語は、「クライアント」だ。
こう考えれば、村中を主語にして、「村中は、この度、事例を書かせていただきます」と言えない理由が分かる。