わらしべテレアポ
最近は、毎日のように事例の注文が来る。ありがたや、ありがたや。
今や会社としてのテーマは供給能力の確立、つまり良い事例制作者の確保となった。
ふと創業当初を思い出す。
見込み客がいなくなったので、ホームページで代表番号から調べて飛びこみテレアポした。成功率は当然ながら低い。
懸命に話していたら、少々お待ちくださいというので、おお担当者につないでくれるのかと思ったら、「お客様相談センター」にまわされたこともあった。営業じゃなくてクレーマーだと思われたようだ。
とはいえ、テレアポは確率である。10件かけてりゃ、1件ぐらいは会ってくれる。それから営業すりゃいいのさ。
そうして10件かけると、本当に1件は会ってくれる。営業に行く。断られる。帰り際に、知り合いの会社を紹介してくださいと頼む。紹介してくれる。そこに行く。お試し10万なら一回は使ってやってもいいよと言われる。10万の事例作る。それから10本注文もらう。
このように、わらをみかんに、みかんを反物に、反物を馬に変えていくように、営業して、今日この日にいたったのであった。