「自由と平等」こそ、人間社会が到達するべき崇高な世界ですが、どうも、世の中は不平等が基本で、平等というのはよほど頑張らないと達成できないもののようです。それは数学的にも証明されました。
次のような実験があります。
1.まず100人に10円ずつ配ります。
2.100人の中からランダムに2人を選びます。
3.選ばれた1人目は2人目に1円を渡します。
4. 1人目の所持金は1円減り、2人目は1円増えます。
(最初であれば、9円と11円になります)
5.2~4を延々と繰り返します。
するとどうなるか、100円以上持っているような超お金持ちと1,2円しか持たない大勢の貧乏人が自然にできます。
このゲームに不平等な点はありません。はじめの所持金は同じだし、どの2人が選ばれるかも完全に平等です。
このように完全に平等なルールの下あっても、不平等がごく自然に生じます。
世の中は、どこか一箇所に偏る(不平等になる)ようにできているようです。
(※ 「脳はこんなに悩ましい」。池谷裕二、中村うさぎ p.228)
ん?
確率論的には全員10円ずつ持つ結果に収束するばずですが。。。
もっと深い意味があるのか?
あれば知りたいです。
平等が難しいという点では異論はありませんが。。。。
すんません、めっさ正直に言いますと、単なる本の受け売りで書きました。確率的な計算・検算はしておりません。
よく考え直します。ご指摘ありがとうございました。