「不思議な少年」は、1話100ページ程度のオムニバス作品です。永遠の命を持つ「不思議な少年」が、あらゆる時代とあらゆる場所を訪れ、話ごとの主人公となる「人間たち」を興味深く見守ります。多くの話では、主人公の「人間」の一生、つまり生まれてから死ぬまでの物語が展開されます。
人の一生を100ページかく話は、大河ドラマになりがちです。出会いと別れ、絶望、逆境、復活、そしてハッピーエンドというように。そうしないとストーリーがなかなか成り立ちません。
しかし「不思議な少年」は、どの話もあまりドラマチックでないのが特徴です。読者は、主人公に感情移入できるようなできないような、微妙な話ばかりが続きます。
山下和美さんは、大河ドラマではない人の一生を描きたいのだと思いました。人の一生はあんまりドラマチックではありません。そういうたくさんの一生が読める作品集です。8巻まで読むのが楽しみです。
あっちゃん!ご無沙汰。元気?
瀧がこのブログを見つけて教えてくれました。
じゃ、又。
ひえ~、ふみとしでないの。元気です。なんかわしが会社やってたりするよ。こりゃまた。じゃ、又。