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正しく的確な文章を書くためにやめるべきこと ~ 「も」ばっかり使ってるとバカになる 

 正しく的確な文章を書くコツ

————————————————————— 普段から使い慣れているExcelは、汎用性の高い便利なソフトウェアです。それに比べ、○○は●●業務に特化したソフトウェアです。しかし、新しいソフトウェアを導入すると覚えることも増えますし、導入にかかる時間やコストなど、面倒に感じるかもしれません。

それを踏まえて【も】、事務処理スピードの向上やミスの予防等、私たちは○○を導入して良かったと感じています。 —————————————————————

この文章は、一見もっともらしいようでいて、しかし論理がけっこういい加減です。

そのいい加減さを誤魔化すために使われているのが、「それを踏まえても」で使われている、助動詞「も」です。

「○○を踏まえる」とは、「○○を前提にして、さらに●●という意見を述べたい」という時に使われます。この場合、○○と●●は、主張としての基本的な方向は同じでなければいけません。

しかし、この文では、「踏まえて」の前後で主張の方向が逆転しています。ということはここで「踏まえて」という語を使うのは適切ではありません。

このことは、「それを踏まえても」を、「それを踏まえて言えば」と書き換えれば、文章の論理が破綻していることが明確になります。

おそらくこの文を書いた人は「踏まえて」という語を使えば、法人ぽい、企業ぽい雰囲気が出せると考え、この語を選んだのでしょう。しかし、「踏まえて」だと何となくおかしいような気もする。さて、どうしたものか。

実はこんなとき、とても便利な単語があります。それは助詞「も」です。味の素を入れればとりあえずどんな料理でも美味しくなるのと同じように、文章のつなぎに困ったときは、「も」を付け加えれば、あら不思議、どんな文章も、何となく何だか成り立っているような雰囲気になるのです。

助詞「も」は、不確定であること、これで全部ではないこと、背後にはまだまだあることを示します。「背後にはまだまだること」を一語で示せるなんて、なんて便利な単語なのでしょう。自分の主張の中身が薄いと思えるときには、文章に「も」をたくさんくっつければ、とりあえずごまかせます。 「それを踏まえれば」と書いてしまうと、主張の根拠が「それ」一つに絞られます。その根拠が薄弱だと、文章が恥ずかしくなります。しかし、「それを踏まえても」と書けば、「それ」は、複数ある根拠のうちの一つとなるので、もしそれが根拠として弱くても、「いや、いろいろある根拠のうちの一つですから…」というように言い訳ができます。 このように 「も」を使えば、中身が薄い文章でも、もっともらしく見せることができるのです。

しかし、味の素ばっかり使っていると料理の腕が上達しないのと同様、「も」ばっかり使っていては、真の論理性、真の明晰性は得られません。簡単に言うと、「も」ばっかり使っているとバカになります。

文章を書いて人からお金をもらう売文業の方には、大リーグボール養成ギブス(古い…)をつける気持ちで、文章を書くときには、「『も』はなるべく使わない(使うときには意図を明確にする)」ということを自分に課することを、おすすめいたします。

 

 

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