またマーケティングメッセージが「抽象的な市場」に向けてのアピールであるのに対し、競合に勝っている点は商品選択中の願客という「そこにいる具体的な他者」に向けての言葉になります。他者に向けて自社の優位点を語るのはプレッシャーの高い行為です。
下手に調子に乗って「ウチの商品は競合よりここが勝っています」と豪語すると「弱小商品のくせに勝ってると思ってるの?」など嘲笑されそうで心理的に怖くなります。嘲笑まで想定するのは少々大げさかもしれませんが、「マーケティングメッセージは自分語り。競合に勝っている点は、他者への発言(後者の方が難しい)」という対立軸は間違っていないと思います。
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