ここで気をつけるべきは、将来の成果を実現するのは「基盤」ではなく、「基盤の上で活動する人や企業」だということです。その意味では、「仮想サーバの導入により、経常利益が150%アップ」という表現は、論理が飛躍しすぎです。仮想サーバの導入でIT環境が改善されたのは本当だとしても、それを経常利益の増加という最終成果につなげたのは、ITを使いこなした社員の活動だからです。基盤とは、文字どおり「盤として下にあるもの」、黙って働く縁の下の力持ちであり主役ではありません。
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