製造業は大きく最終製品メーカーと部品部材メーカーに分かれます。最終製品メーカーとは自動車会社や電機メーカーなど車、電化製品など最終製品を作って消費者に販売している会社のことです。対して、部品部材メーカーとは最終製品を作るための部品や部材を作って最終製品メーカーに納めている会社のことです。
部品部材メーカーにとっての対外イメージ管理では、顧客である最終製品メーカーから「あそこは良い」と思われることが重要です。製造業での良い状態とは、5S(「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」が行き届いており、きちんとした計画を立てて整然と生産活動を続け、顧客が指定した仕様・品質・数量を納期どおり正しく納品できる状態を指します。従って、製造業、特に部品部材メーカーの事例を作る場合、この対外イメージを逸脱することは書けません。これが何を意味するかというと、究極的には「導入前の課題」は書いてはいけないということです。(つづく→)
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