ノウハウは背後に潜む「ロジック」を観察することが重要です。
200年前、ドイツの染料会社がベルリン青という染料を作っていました。職人が染料の入った鍋を、棒でガランガランと大きな音を立ててかき混ぜて作ります。それを見た科学者が「なぜそんな大きな音を立てるのですか」と聞いたところ、職人は「この音が大きいほど良いべルリン青ができるんですよ。ワッハッハ」と答えました。それを聞いた科学者は、ベルリン青を作る鍋を一つ貸してくださいと頼み、数日後に「鍋の底の成分を解析したところ、青の発色を美しくする成分が見つかりました。これからはこの成分を染料に加えてください」と伝えてきました。言われたとおり成分を加えると確かにベルリン青は美しくなったとのことです。(つづく→)
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