決め手とは「決めの一手」であり、語義からして囲券、将棋から来た言葉と思われます。「いま振り返ればあの5七が決め手だった」のように、勝敗を決する一手を表し、転じて「何かを決定した重大な要因」として使われます。
この決め手も本来、重い言葉であり、「物的証拠が決め手となった」のように不可逆的かつ重大な要因を表すのに使います。しかしIT事例では「決め手はサポートでした」のようにフワッと使う例をよく見かけます。また決め手というからには、それは一手、ひとつであるはずです。しかし時として「決め手は豊富な機能と充実したサポート、そして確かなセキュリティ対応でした」のような用例を見かけます。
ここまでてんこ盛りではもはや決め手とはいえません。「決め手」という言葉は語感の強さが魅力ですが、使用する際は論理性を追求するべきです。
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