筆者は事例制作会社を起業する前、セキュリティ企業のマーケティング部に勤務していました。メールや電話を使って自分で出演依頼をして、中小から大手企業、自治体までかれこれ200本の事例を作りました。
筆者が事例制作に本格着手する前、社内には事例がほとんどありませんでした。各部門からは「営業成績を上げるために事例の数を増やさなければならない」と声が上がっていました。そこで「じゃあ、私ががんばって作ります」と手を上げたわけですが、すると社内からは「それは無理なんじゃないかな」とばかりに次のような悲観的な意見が上がってきました。
「事例に出ても顧客には何のメリットもない。だから出ない」
「自治体が私企業の広告宣伝に協力するはずがない」
「そもそも我々が販売しているのはセキュリティ製品だ。そのようなデリケートな分野で顧客が使っている製品を公開するはずがない」
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