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この時代、2020年5月現在の事例の役割

先日、「コロナウイルスで自粛がつづく現在でも、企業は情報発信をつづけるべき」と書いてある記事を見ました。まあ、それはそうだと思います。

なぜ情報発信をつづけるべきか、それは「売れないときでも売れてるふりをしないといけない」からだと率直には思います。


前職、会社員のころ「性能はいいけど、売れていない商品」の担当になりました。そのとき20社ぐらいしか売れていなかった。なのでまず、事例を10個つくることにしました。そうすれば顧客や代理店が、「事例が10個もある!ということは100ユーザーぐらい売れてるのかな!? 注目したほうがいいかも!」と勘ちがいしてくれると思ったからです。まずは注目されることが大事。製品をわかりやすく説明。。。とかは後でやればよい。

個人でも企業でも立ち上がり時期には「ハッタリ」が必要です。うそはいけない。でも10個実績あって10個事例作るというのは うそではありません。やるしかねえよ という話です。

いまは、みなが へこんで じっとしている時期なので、何かやれば目立ちやすいともいえます。ここで何か情報発信して、さりげなく、悪目立ちせず、しかし確実・着実にアピールするには、やっぱり事例が良いんじゃないでしょうか、とそういうことを先日、お得意様との戦略会議で話し合いました。

経験してわかった、オンライン事例取材で、難しくなるポイント

先日、Zoomを使った事例取材を行いました。今回は、オンライン取材では、通常の取材と比べて、「どのあたりが勝手が違ってくるか」「やりにくくなるか?」を書いてみます。

冒頭、あいさつと趣旨説明、このへんは特に問題ありません。対面取材と同じようにできます。

それから質問を始めます。答えていただきます。別に話しづらくもない。聞き取りにくくもない。なんだ、わりと普通にできるじゃないか、オンライン取材っていっても、そんなに怖がることもないな、と最初はそう思いました。

ところが30分ぐらい経って、だんだん、わたしの方が息苦しくなってきました。その原因は何か、ズバリ、「相手の反応が見えない、わからない」ことからくる不安です。

こちらから何か発話する。はたらきかける。そこは問題ない。しかし、そのはたらきかけが、本当にこちらの意図どおり、相手に受け止められているのかどうか。それを確認するには、相手の反応を見なければならない。ウケていればOK。その調子で進めばよい。でも、ちょっとでもイラッとした気配を感じた場合は、ただちに軌道修正しなければならない。

その「相手の反応」をどうやって知ればよいか。それはやはり雰囲気とか顔色とかの総合的、雰囲気的な情報に頼るわけです。理屈ではない。で、zoom取材では、この雰囲気情報を知るのがすごくむずかしい。

取材中30分がたったときの気分は、たとえていうなら、車を運転していて正面フロントガラスの大きさが急に三分の一になったような感覚でした。運転技術は同じ。車も同じ。でも視界は三分の一、といえば、その困難が多少、ご理解いただけるでしょうか。

ただ、これも慣れの問題ではあります。2回目、3回目と経験を重ねるうち、次第に勝手がつかめてきました。おそらくあと何回かこなせば「zoom用の取材術」が確立できるでしょう。