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経験してわかった、オンライン事例取材で、難しくなるポイント

先日、Zoomを使った事例取材を行いました。今回は、オンライン取材では、通常の取材と比べて、「どのあたりが勝手が違ってくるか」「やりにくくなるか?」を書いてみます。

冒頭、あいさつと趣旨説明、このへんは特に問題ありません。対面取材と同じようにできます。

それから質問を始めます。答えていただきます。別に話しづらくもない。聞き取りにくくもない。なんだ、わりと普通にできるじゃないか、オンライン取材っていっても、そんなに怖がることもないな、と最初はそう思いました。

ところが30分ぐらい経って、だんだん、わたしの方が息苦しくなってきました。その原因は何か、ズバリ、「相手の反応が見えない、わからない」ことからくる不安です。

こちらから何か発話する。はたらきかける。そこは問題ない。しかし、そのはたらきかけが、本当にこちらの意図どおり、相手に受け止められているのかどうか。それを確認するには、相手の反応を見なければならない。ウケていればOK。その調子で進めばよい。でも、ちょっとでもイラッとした気配を感じた場合は、ただちに軌道修正しなければならない。

その「相手の反応」をどうやって知ればよいか。それはやはり雰囲気とか顔色とかの総合的、雰囲気的な情報に頼るわけです。理屈ではない。で、zoom取材では、この雰囲気情報を知るのがすごくむずかしい。

取材中30分がたったときの気分は、たとえていうなら、車を運転していて正面フロントガラスの大きさが急に三分の一になったような感覚でした。運転技術は同じ。車も同じ。でも視界は三分の一、といえば、その困難が多少、ご理解いただけるでしょうか。

ただ、これも慣れの問題ではあります。2回目、3回目と経験を重ねるうち、次第に勝手がつかめてきました。おそらくあと何回かこなせば「zoom用の取材術」が確立できるでしょう。