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「あのひとプロだ」と一目置かれる話しかた

あなたが高い実力を持つ専門家であったとしても、その専門性を嫌味なく他人に伝えるのは、難しいことです。難しすぎて伝わらなかったり、専門的すぎてイヤ味に聞こえたり、かといってあまり初歩的なことをいっても、有り難みを感じてもらえません。

そこで今日は、その問題を解決する伝え方、つまり、こう書けば、他人から「このひと、プロだ。。。!」「ホントに専門家だ!」と無理なく思ってもらえるという書き方を、ここで共有したいと思います。

それはつぎのような二段論法です。

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1.「○○(※ 自分の専門分野)について、一般の方は、○○と思っていることが多いようです」

2.「でも実は■■なんです。理由は~~だからです」
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私の専門分野は事例ですが、その場合は、たとえば次のようにいいます。

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「高品質の事例を作るには、『引き出すインタビュー力』、『読ませる文章力』、『つかむキャッチコピー力』などが重要だとよくいわれます」

「もちろん、それらは重要です。しかし、それらはあえて言うなら『設計と実装』の『実装』のほうの技術、つまり大工さんの技術です」

「当然ながら良い建築物を建てるには『設計』が重要です。設計図無しに、大工さんばかり連れてきても、なにもできません」

「同じく、事例でも、本当に重要なのは『設計』のほうなのです」
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これは、「村中と他の制作者との違い」「カスタマワイズと他の制作会社との違い」を表すために考えたトークです。この言い方で、毎回そこそこ納得してもらえているので、まあ、一応は、上手くいっているトークだと思います。

この論法は、実は意外に使うのがむずかしい。理由は以下のとおりです。

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– 前段の「一般の方は、○○と思っていることが多いようです」の部分では、「一般人が考えていること」を言い当てないといけない。そこを外したら、話し全体が成り立たない。

– しかし、「一般の方は、○○と思っていることが多いようです」というのは、相手に対して『微妙にケンカを売っている言い方』、あるいは『マウントを取っている言い方』である。相手の気分を害する可能性すらある。

– そうであるからには後段の「でも、実は◆◆◆なんですね」の説明をきっちり行う(=オトシマエをつける)必要がある。ここでは、人々が十分に納得できる理由を的確に述べねばならない。それができない場合は、いわゆる「すべった話」になる。あなたはプロと見なされるどころか、『ただマウントを取ろうとしてきただけのイヤなヤツ』で終わる。
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このように、この論法は、知見や経験を持たない「なんちゃって専門家」が安易に使うと、高確率でハズします。これは、本当に自分の仕事に専門的に取り組んでいる人、つまりプロにしか使えない論法です。

真の専門家のみなさんは、ぜひこの論法を使って、口だけ上手い自称専門家と差別化してください!